古いウォークマンにも、機種に合った方法を選べば今のパソコンから曲を入れられる場合があります。
ただし、ドラッグ&ドロップできる機種もあれば、Music Center for PCや昔のx-アプリ、SonicStageを使っていた機種もあり、方法は同じではありません。
「久しぶりに使いたいけれど、何から始めればいいの?」という方でも大丈夫です。
この記事では、型名から使える方法を見つける流れと、Windows・Mac・ダイレクト録音で曲を入れる方法を、古い曲を残すときの注意点も含めてわかりやすくまとめます。
古いウォークマンの曲の入れ方は型名で決まる
古いウォークマンに曲を入れたいなら、最初に見るべきなのは本体の型名です。
同じ「古いウォークマン」でも、使える方法はモデルによってかなり違います。
まず型名を見つければ、今のパソコンからそのまま入れられるのか、専用ソフトが必要なのかが見えてきます。
型名を確認して使える転送方法を判定する
型名は、本体の背面や底面などにある「NW-」や「NWD-」から始まる文字を探してみてください。
モデルによっては、本体の設定メニューにある「本体情報」から見つけられます。
久しぶりに引き出しから出したウォークマンだと、「これ、いつ買ったものだっけ」と型名も思い出せないですよね。
そんなときも、発売された年代だけで方法を決めるより、型名を見たほうがずっと確実です。
USBでパソコンにつながるからといって、すべての機種が同じ方法で曲を入れられるわけではありません。
古いモデルには、ファイルを直接コピーできるものもあれば、x-アプリやSonicStageのような旧ソフトを使っていたものもあります。
大切なのは、先にモデルを特定してから、その機種で使える方法へ進むこと。
4つの方法から自分の機種に合う入れ方を選ぶ
型名が分かったら、次の4つの方法のうち、どれが使えるかを見ていきます。
- Windowsのエクスプローラーから直接コピーする
- Music Center for PCを使って転送する
- x-アプリやSonicStageなど旧ソフトの世代として対応する
- 対応機種ならCDやMDからダイレクト録音する
ドラッグ&ドロップ対応機種なら、古いソフトを探さなくても曲を入れられます。
たとえばA840、A850、A860、E050、E060、E080、S640、S740、S750、S760、S770、S780、X1000などには、直接コピーに対応するモデルがあります。
一方で、かなり古いNetwork WalkmanやHi-MDなどはSonicStageを使っていた世代です。
Music Center for PCを使える古いモデルもあるため、「古いから全部旧ソフト」と思い込まないのがコツです。
まず直接コピーできるかを見て、次にMusic Center for PC対応を調べると、遠回りしにくくなります。
どちらも使えない場合に、旧ソフトやダイレクト録音を考える流れで十分です。
ここで気になるのが、ウォークマンの中に昔の曲が残っている場合ですよね。
対応モデルでは、ソニーの楽曲取り込みツールを使って、x-アプリで転送した曲をパソコンへ戻せる機種があります。
中の曲を残したいなら、新しい曲を入れる前にバックアップできる機種か見ておくと安心です。
Windowsから古いウォークマンに曲を入れる方法
Windowsでは、対応機種なら「MUSIC」フォルダーへ音楽ファイルを入れるだけで転送できます。
もう1つの方法が、現在のMusic Center for PCを使うやり方です。
どちらを使えるかは型名で変わるので、自分のウォークマンに合うほうを選びましょう。
対応機種ならMUSICフォルダーへ直接コピーする
ドラッグ&ドロップ対応モデルなら、x-アプリなどの専用ソフトを用意しなくても曲を入れられます。
たとえば、パソコンに保存してあるMP3をウォークマンへ移したいときに使いやすい方法です。
- パソコンに転送したい音楽ファイルを用意します。
- USBケーブルでウォークマンとWindowsパソコンをつなぎます。
- エクスプローラーからウォークマンを開きます。
- 「MUSIC」フォルダーを開きます。
- 入れたい音楽ファイルやフォルダーをドラッグ&ドロップします。
- 転送が終わったら安全に取り外します。
CDの曲を入れたい場合は、先にWindows Media Playerなどを使ってパソコンへ音楽ファイルとして取り込んでおきます。
ファイルをコピーしている途中でUSBケーブルを抜かないようにしてください。
ウォークマン内にある「OMGAUDIO」などの管理用フォルダーは、不用意に触らないほうが安全です。
コピーできても再生できないときは、ファイル形式や著作権保護が原因になっていることがあります。
DRMで保護された音楽や、その機種が対応していない形式は、MUSICフォルダーへ入れても再生できません。
「コピーできた=再生できる」とは限らない点だけ覚えておきましょう。
Music Center for PC対応機種なら現行ソフトで転送する
直接コピーではなく、Music Center for PCを使える古いウォークマンもあります。
2026年9月30日時点では、Music Center for PCのVer.2.7.3が公開されており、Windows 11に対応しています。
対応モデルには、NW-A16やA17、A25系、A35系、A45系、A55系、NW-E083など、発売から年数がたった機種も含まれます。
Music Center for PCでは、パソコン内の曲をまとめて管理したり、CDから音楽を取り込んだり、そのままウォークマンへ転送したりできます。
こんなとき便利なのが、「曲を1つずつフォルダーで管理するのは少し面倒」と感じる場合です。
対応機種なら、今のWindows環境でも専用ソフトを使って曲を整理しながら転送できます。
ただし、最新版のMusic Center for PCを入れれば、どんな古いウォークマンでも使えるわけではありません。
Music Center for PCに対応していない機種は、まずドラッグ&ドロップが使えるかを見てください。
パソコンにつないでもウォークマンが出てこないときは、曲の入れ方ではなく接続部分で止まっていることもあります。
データ通信に対応したUSBケーブルを使い、USBハブは避けてパソコン本体へ直接つないでみましょう。
それでも出てこない場合は、パソコンを再起動してから接続したり、ウォークマン本体の日付や時刻を見直したりすると解決につながる場合があります。
x-アプリやSonicStage世代の古い機種に曲を入れる方法
かなり古いウォークマンでは、現在のMusic Center for PCやドラッグ&ドロップが使えないことがあります。
この世代で大切なのは、昔のソフトをむやみに探す前に、型名から当時使われていた転送方法を確かめることです。
特にx-アプリやSonicStageを使っていた機種は、2026年現在のパソコンだけでは簡単に転送できないケースがあります。
x-アプリとMedia Goは新規ダウンロードできない
昔ウォークマンを使っていた方なら、「x-アプリ」という名前に見覚えがあるかもしれません。
x-アプリは、NW-A805やA806、A808、NW-E002、E003、E005、NW-S603、S605など、多くの旧モデルで使われていました。
ただし、x-アプリの公式ダウンロードサービスは2017年12月に終了しています。
Media Goも同じく2017年12月で公式配布が終わりました。
古い解説記事に「公式サイトからx-アプリをダウンロードする」と書かれていても、現在はその手順をそのまま使えません。
ここで「では、ネット上に残っているソフトを探せばいいのかな」と思うかもしれません。
けれど、出どころの分からない配布ファイルを使うより、まずドラッグ&ドロップやMusic Center for PCに対応していないかを見たほうが安心です。
すでにx-アプリが入った古いパソコンを持っているなら、その環境をそのまま使える場合があります。
反対に、手元に旧環境がない場合は、次に説明するSonicStage世代と同じく、少し慎重に進めたいところです。
SonicStage世代は型名ごとに旧環境の必要性を確認する
Network WalkmanやHi-MD、Net MDなどには、SonicStageを使って曲を転送していたモデルがあります。
SonicStage CPの公式ダウンロードサービスは2013年3月29日に終了しました。
この世代は「今のWindows 11に新しく公式ソフトを入れて転送する」という方法が使えない場合があります。
たとえば、10年以上しまっていたウォークマンを久しぶりに使おうとして、USBでつないでもMUSICフォルダーが見当たらない。
そんなときは「故障した」と決める前に、もともとSonicStageなどを使うモデルではないか型名から調べてみてください。
意外と大切なのが、古い機種ほど発売年だけで分けないことです。
同じ時期のモデルでも転送方法が違い、一部にはx-アプリにも対応した機種があります。
「古いからSonicStageだろう」と決めつけず、その型名の取扱説明書や対応ソフトを見るのが近道です。
旧ソフトを現在のWindowsへ非公式な方法で入れる手順は、公式に正常動作が保証された方法ではありません。
現行の転送方法が使えず、旧パソコンも残っていない場合は、次章のダイレクト録音が使えるモデルかどうかもチェックしてみましょう。
Windows以外で古いウォークマンに曲を入れる方法
Windowsのパソコンがなくても、古いウォークマンへ曲を入れられる機種があります。
ダイレクト録音に対応していればCDやMDから直接録音でき、Macでは対応モデルならFinderから曲をコピーできます。
ただし、どちらも全機種共通ではないので、ここでも型名が大切です。
対応機種ならCDやMDからダイレクト録音する
「家にパソコンはないけれど、昔のCDをウォークマンで聴きたい」というときに使えるのがダイレクト録音です。
対応モデルでは、CDプレーヤーやMDプレーヤー、ラジカセなどの音声出力から、そのままウォークマンへ録音できます。
主な対応シリーズにはA10、A20、A820、A840、A850、A860、A910、E050、E060、E080、S640、S740、S750、S760、S770、S780などがあります。
録音にはWMC-NWR1という別売りの録音ケーブルを使います。
| 用意するもの | 内容 |
|---|---|
| 対応ウォークマン | ダイレクト録音機能を搭載した機種 |
| 録音ケーブル | WMC-NWR1 |
| 音源 | CDプレーヤー、MDプレーヤー、ラジカセなど |
使い方は、音源側とWMC-NWR1をつなぎ、もう一方をウォークマンのWM-PORTへ接続します。
ウォークマンで録音機能を開いて待機状態にし、CDやMDを再生すると録音できます。
この方法は音楽ファイルをコピーするのではなく、再生した音を実時間で録音する方式です。
そのため、60分のCDなら録音にもおおむね同じだけ時間がかかります。
少し手間はありますが、昔集めたCDやMDをもう一度ウォークマンで楽しみたいときには使いやすい選択肢です。
Macは対応機種ならFinderなどから転送する
Macを使っている場合は、Windows向けのMusic Center for PCを利用できません。
ではMacでは曲を入れられないのかというと、そうではありません。
対応モデルならFinderからウォークマンのMUSICフォルダーへ音楽ファイルをコピーできます。
ソニーは機種によって、Finderからの直接転送やContent Transfer for Macを使う方法を用意しています。
流れはシンプルで、Macとウォークマンを接続し、Finderに表示された「WALKMAN」を開きます。
その中にある「MUSIC」フォルダーへ、聴きたい音楽ファイルをドラッグ&ドロップします。
Macでも、Finder転送に対応したモデルなら専用のWindowsパソコンを用意せずに曲を入れられます。
ただし、SonicStageなど古いWindows用ソフトを前提とするモデルまで、すべてFinderで使えるわけではありません。
こんなときも、「USBでつながったから大丈夫」と思わず、型名ごとの対応方法を見るのが安心です。
Macしか持っていない方は、最初にFinder転送へ対応しているかを見ておくと、途中で行き詰まりにくくなります。
古いウォークマンの曲の入れ方で迷ったら型名から確認する
古いウォークマンに曲を入れるときは、まず型名を見て、その機種で使える方法を選ぶのがいちばんの近道です。
ドラッグ&ドロップ対応ならMUSICフォルダーへ直接コピーでき、Music Center for PC対応機種なら現在のWindows環境から転送できます。
x-アプリやSonicStageを使っていた世代は、公式配布が終わった旧ソフトもあるため、古い記事の手順をそのまま試さないほうが安心です。
パソコンを使えないときは、対応モデルならダイレクト録音という方法もあります。
Macの場合も、Finderから転送できるモデルがありますが、すべての古い機種が対象ではありません。
「昔のウォークマンだから無理」とあきらめる前に、型名から使える方法を一つずつ見ていきましょう。
本体に大切な曲が残っている場合は、新しい曲を入れる前に保存できる方法がないか見ておくと安心です。


